保護犬は妊婦さん

この記事の画像は出産時の記録です
「生々しい画像」「グロい表現」が含まれます。無理な方はご遠慮ください 。
まず最初にこの状況の説明
保護した犬が妊娠犬かつステージ4のフィラリア
手術も出産も命の保証はない もちろん中の子犬も保証はない
出たところで初乳が飲めないと… どんな異常があるかも…
宗教的でも倫理的でも道徳的でもなく あくまで個人的な自身の心の保身のためと
全ての覚悟を決めて出産の判断になった
しかしながらこの個人的判断を支えてくださる方々の存在があり この場を借りて深謝いたします
3/23 出産日
1頭目:08:55
カメラでモニタリングしていると母犬の「キャン」と言う鳴き声で
見に行くと破水していた(巣箱のシートが濡れている)
するともう既に羊膜に包まれた物体が見えた
ここは母犬の仕事を邪魔しないように記録係
2頭目:09:15
その後体重測定でデカイのが判明し仮名(ダイちゃん・オス)
羊膜から出て背中に回っていたので救出し
タオルドライで戻す
まだうまく乳が探せないのでヘルプ
このヘルプは信頼関係がない場合下手すると
カニバる可能性もあるらしいので注意深く行うが
チョコ(母犬)とヘルパーの関係は良く
さほど嫌がらずに受け入れてくれて一安心
3頭目 09:30
続いて3頭目が出てきました
羊膜の中にうごめく命
頑張れオカンと声かけながら無事に声が聞けました
三番目で仮名(サンジ・オス)
3頭無事飲めてホッとします
息遣いも結構荒くなっていましたので
頑張っているチョコを褒めて労います
4頭目:10:15
少し間があったので
終わりなのかと思いきや
再び羊膜の状態で確認
最初の女の子 仮名(チャチャ・メス)
5頭目:10:29
かなりお疲れモードの母犬チョコ
授乳しながらの出産
しっかりお世話しています頑張れ
少し小さめの男の子仮名(ゴロー・オス)

5頭目が出てきて3時間が経過したのでこれで終わりかと思い
各パピーの体重測定をしようと
モニターしていたリビングから巣箱へ
量り始めると1頭増えていることに気づく
毛の渇きぐらいから推測
6頭目推定出産時間13:00頃
仮名(ロック・オス)
随分時間が空きましたが
小さくて出た瞬間は確認できずに
既に母犬の懐で初乳にありついていました
かなり小さいので心配です
出てそうなおっぱいの位置に移したりとする必要があるかもしれません
それも含めてこの辺りは経験不足が否めない
驚きの連続とひとまず落ち着いたようなので体重測定しました
1頭目 イッチ・♂ 1頭目の体重 2頭目 ダイ・♂ 2頭目の体重 3頭目 サンジ・♂ 3頭目の体重 4頭目 チャチャ・♀ 4頭目の体重 5頭目 ゴロー・♂ 5頭目の体重 6頭目 ロック・♂ 6頭目の体重
7頭目:14:15
最後の仔が出てきました
最後なのに大きめの女の子(仮名:セン・メス)
母犬に食事と時間を与えその間に チビズコロニーを
もちろん素手では触れずに動かします(ビニ手着用)
最終的に7頭無事に産まれました
チョコ頑張りました 初乳も皆に飲ませることが出来上出来の初出産体験でした
その後7頭の体重測定を行い
以下のようになりました
(左から産まれた順)
イッチ | ダイ | サンジ | チャチャ | ゴロー | ロック | セン |
230g | 270g | 250g | 230g | 218g | 132g | 250g |
今回は母犬もフィラリアの影響もあり息遣いが苦しそうでしたが
しっかりと母犬してくれましたので我々の出る幕はなかったので
初体験の身としてはホッとしてます
母子ともにこのまま健やかに成長してもらいたい